大切な子が何かの拍子に脱走、迷子になったら、とても焦ってしまい、
どうしたら良いのか、何からしたら良いのか、混乱してしまうことがあります。
ここでは、飼い猫が脱走、迷子になった場合の探す方法をご紹介します。
1.脱走した場所の近隣を探す。
日頃、お家の中で生活している子にとっては、車、バイク、自転車など物音がとても脅威に感じます。
そのため、脱走した近場のものかげに隠れて、じっとしていることがあります。
脱走、迷子になった直後は、まずはその場の近隣を探しましょう。
私有地内の木の下、車の下などにいることもあります。
敷地内に入って探す場合は、必ず家主様などに許可を頂きましょう。
探す時は名前を呼びながら探しましょう。
近くに隠れていた場合は、呼び掛けに反応してくれることもあります。
ただし、あまりにも大声だとびっくりして逃げてしまうこともあるので、ご注意して下さい。
探すのに、あると便利なもの
写真
近隣の方や歩いている方に写真を見せて猫を探していることをお伝えしましょう。
目撃情報や既に保護されているなど有力情報が入ることがあります。
大き目なタオルや毛布
普段見慣れないものや聞きなれない音に怯えている場合、捕獲時に猫がパニックに陥ることがあります。
飼主様が抱っこをしようとしても暴れ、けがをすることがあります。
優しく覆い包み込めるようなものを用意して下さい。
美味しいごはんや食べなれているごはん
猫は基本的には慣れない環境下では、食事をしないことが多いです。
ただお腹が空いている場合、食事で誘導できることもあるので、念のため、用意しておきましょう。
洗濯ネットやキャリー
上手く捕獲できた場合でも帰宅途中に、物音にびっくりして再脱走することがあります。
抱っこではなく、しっかりしまえるものに入れてあげてましょう。
2.お住いの管轄の動物指導センターに連絡をする。
半日以上探しても見つからない場合は、管轄の動物指導センターに連絡しましょう。
予めご報告しておいた場合、該当すると思われる情報が入った時に、動物指導センターからご連絡があります。
さいたま市お住いの方は、
さいたま市動物愛護ふれあいセンター 電話:048-840-4150
開館時間:8時30分から17時15分 休館日:日曜日、月曜日、祝日、年末年始
が、管轄になります。
3.お近くの交番に連絡をする。
保護された方から、地元の交番や警察署に届け出がある場合があります。
また後日、情報が入る可能性もあるので、念のため連絡をしましょう。
4.お住まいの近くの動物病院に連絡をする。
迷子の情報はないか、迷子ポスターを貼らせて貰えるか相談しましょう。
また有力情報が入ることもあります。
1度だけではなく、定期的に連絡をしましょう。
ポスターを掲示してくれる場合でも、何も連絡をしないと一定の期間が過ぎると掲示をはがすことがあります。
5.かかられている動物病院に連絡をする。
日頃から、かかられている動物病院に協力を求めましょう。
当院では、
定期的にかかられている子に関しては、無償で診察券の写真や診療記録をもとに
・迷子の探しチラシ作成と院内掲示
・迷子の探しカード作成
・ホームページへの掲示
・近隣にお住いの飼主様方々への呼びかけ
などを行わせていただきます。
6.上記の手段でも見つからなかった場合
近隣の便利屋さん、探偵屋さん、何でも屋さんなどの専門業者さんに依頼をしましょう。
捜索人数、捜索日数によって、高額な費用がかかることもあります。
ただ、見つからない期間が長くなるほど、交通事故や感染症(猫エイズ、猫白血病、寄生虫など)のリスクが高まります。
脱走、迷子になってから1日以上経過した場合は、専門業者さんに依頼することをお勧め致します。
見つかった場合
・体調に異変がないか確認しましょう。
・ノミ、ダニ、フィラリア、回虫の予防をしていなかった場合は、念のため行いましょう。
・ご協力をお願いした方や病院に必ず報告しましょう。
対策に関して、災害に備えてのページも合わせてご覧下さい。
⇒災害に備えて