災害(地震,台風,竜巻など)は、ある日突然起こります。
いざという時の為にも家族と家族の一員であるペットと一緒に、そして安全に避難ができるように日頃からの備えと対策・心構えが大切です。
住まいの防災対策
日中、ワンちゃん・ネコちゃんたちだけがお留守番をしているお家もたくさんあります。
飼い主様が一緒に居ることができない時間などの地震にも備え、家具の転倒防止、住まいの耐震強度の確認なども行ってみて下さい。
ペットが普段いる場所や飼育ケージなどは、災害時に動物が安全で
いられるよう定期的に点検し、対策を行って下さい。
☆室内で飼っている場合
ペットが普段いる場所は、地震の時に家具やケージが倒れたり
落下したりしないようしっかり固定して下さい。
窓ガラス飛散防止フィルムを貼るなどの対策も行って下さい。
☆屋外で飼っている場合
飼育場所は、地震の時に破損しやすいブロック塀や窓ガラスの下、
倒れやすい建物のそばは避けて下さい。
災害時にはペットが驚いて逃げ出すことがあるので、首輪や鎖が
外れたり切れたりしないか、ケージや囲いには隙間がないかなどを
定期的に点検して下さい。
災害が発生したら
災害時にペットを守るためには、飼い主様が無事でいることも大切です。
飼い主様が動転しているとペットにも伝わるため、難しいですが少しでも落ち着いてペットが落ち着けるように心がけて下さい。
ワンちゃんにはリードをつけ、ネコちゃんは慣れたケージなどに入れましょう。
非難する時は、飼っているワンちゃん・ネコちゃんなどと一緒に避難をして下さい。
所有者明示
ワンちゃん・ネコちゃんが迷子になり、どこかで保護された時すぐに飼い主様が分かるように、
普段から身元を示すものをつけましょう。
外から見えてだれでもすぐわかる迷子札+半永久的に
識別可能で確実な身元証明として皮膚挿入型迷子札(マイクロチップ)を入れるなど、二重の対策をお勧めします。
※迷子札は定期的にチェックして下さい。マジックなどの字が薄くなり読めないケースもあります。
避難所や仮設住宅での注意点
避難生活では、ペットがいることにより心の安らぎや支えになったという声がある一方、
吠えてうるさい、咬まれた、毛が飛んで不衛生など、トラブルになることもあるそうです。
避難所は様々な人が一緒に暮らす場所のため、飼い主様は普段よりも周りへの配慮が必要になります。
そのため、いざという時の為にも普段からのしつけが重要になります。これは周りの人の為でもあると同時に、ペットのストレス軽減にもつながります。
その他にも、慣れない生活環境では体調を崩しがちになるため、普段から健康状態に注意し、
予防接種やフィラリア・ノミ・ダニなどの外部寄生虫の予防を定期的にしっかり行って下さい。
ワンちゃんの場合
・「待て」「お座り」などの基本的なしつけ
・ケージの中に入ることを嫌がらない
・
不必要に吠えない
・
人を怖がったり攻撃的にならない
・決められた場所での排泄ができる
・定期的な狂犬病・混合ワクチンの接種
・定期的なフィラリア・ノミ・ダニなどの外部寄生虫の予防、駆除
ネコちゃんの場合
・ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらない
・
人や他の動物を怖がらない
・
猫用トイレでの排泄ができる
・各種ワクチン接種
・
寄生虫の予防、駆虫
動物のための防災グッズチェックリスト
【優先順位①…命や健康にかかわるものは持ち出しやすい身近な場所に置いておきましょう】
□療法食、常備薬
□食器
□予備の首輪、リード(伸びないもの)
□最低一週間分のフード、水
□ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
【優先順位②…飼い主様や動物の情報を記録したものを用意しておきましょう】
□飼い主様の連絡先
□ワクチン接種・予防状況
□かかりつけの動物病院
□最近の動物の写真(できれば家族と一緒のもの・全身・アップ)
□既往歴・健康状態 など
【優先順位③…ペット用品は分かりやすいところにまとめておきましょう】
□ペットシーツ
□排泄物の処理用具
□タオル
□ブラシ
□洗濯ネット(ネコちゃんの場合)
□おもちゃ
□トイレ用品(ネコちゃんの場合は使い慣れたトイレ砂) など