ロンジュールからドリル、超音波手術器に。
肉眼からルーペ、そして顕微鏡下や内視鏡下手術に。
神経外科
椎間板ヘルニア
当院において得意とする分野の1つです。
従来の片側椎弓切除術、小範囲片側椎弓切除術だけではなく
より低侵襲な椎根切除術、椎体部分切除術(Corpectomy)も
実施しております。
※頚部椎間板ヘルニアに対しては、
腹側減圧術(Ventral Slot)を実施しております。
術後のリハビリテーション、鍼灸療法も実施しております。
椎間板ヘルニアについてのご案内
その他、大学病院や神経科と連携し脳腫瘍外科も実施予定です。
「Mast cell tumor」
これが私の腫瘍科の原点です。
腫瘤-腫瘍外科
乳腺腫瘍、甲状腺腫瘍、肝臓腫瘍(左葉)、
脾臓腫瘍(線維肉腫、血管肉腫、リンパ腫、
リンパ結節性過形成、髄外脂肪腫、血腫、肥満細胞腫)、
断脚(骨肉腫、線維肉腫、軟骨肉腫)、
体表腫瘤(肛門周囲腺腫、肛門周囲線上皮腫、
肛門周囲腺過形成、肛門嚢腺癌、軟部組織肉腫、
悪性黒色腫、皮膚組織球腫、
皮膚石灰沈着症、炎症性肉芽腫、脂肪腫、脂肪肉腫、
毛包漏斗部嚢胞、毛母腫、線維肉腫、
肥満細胞腫など)、胆嚢腺腫、
精巣腫瘍(セルトリ細胞腫、精上皮腫、
間質細胞腫)、乳頭状腺癌、炎症性乳癌、
子宮体腫瘍(腺癌、肉腫)、
卵巣腫瘍(顆粒膜細胞腫、乳頭状腺腫)、
神経内分泌細胞癌など。
日本大学動物病院研修医時代
多くのことを学び経験させていただきました
整形外科
各部位の骨折整復
(上腕骨、橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨、中手骨、指骨、趾骨など)
外傷性股関節脱臼など
橈骨尺骨遠位骨折(DCP、LCP)
橈骨尺骨骨幹骨折(DCP、LCP、ダブルプレート固定、Orthogonal plate、ギブス固定)
大腿骨骨折(DCP、LCP)
脛骨骨幹骨折(LCP、MIPO)
無菌性大腿骨骨頭壊死症
(レッグ・カルベ・ペルテス病 LCPD)
股関節形成不全、大腿骨頭切除術、
膝蓋骨内方脱臼
(造溝術、脛骨粗面転位術、関節包縫縮)
泌尿器外科
腎切開、腎摘出、尿道結石、移行上皮癌、
雄猫の会陰部尿道瘻、前立腺生検など、
膀胱切開(膀胱結石)、膀胱破裂整復など
このメイヨー剪刀は恩師に戴いた宝物です。
これに見合う獣医師であるよう精進します。
スチーレ、ドゥベーキーもともに使用しています。
循環器外科
動脈管開存症、心タンポナーデ、心嚢水抜去、心膜切除など
胸腔外科
肺葉切除、胸腺腫摘出、胸腔チューブ設置、
胸水抜去(中皮腫)など
血管シーリングシステム:
従来は縫合糸で結紮していた7mm以下の血管を
より早くより安全に止血処理することができます。
頭部・頸部外科
上顎切除、下顎切除、下顎骨骨折、
悪性黒色腫(メラノーマ)、線維肉腫、扁平上皮癌、
増殖性リンパ球・形質細胞性歯肉炎、(乳歯)抜歯、根尖膿瘍、
歯肉切除、フラップ形成術、覆罩術、生活歯髄切断術、
軟口蓋裂整復、軟口蓋切除、先天性軟口蓋裂、
口(腔)鼻瘻管、歯垢・歯石除去、吸収病巣、
鼻鏡切除、鼻孔形成術、舌切除、全耳道切除術、
耳介腫瘤切除、耳道内腫瘤切除(耳垢腺腫、ポリープ)、
唾液腺嚢胞切除、永久気管切開、頸部食道切開、
頚部気管虚脱整復術(PLLP法)、
片側披裂軟骨外方術(タイバック)、食道チューブ(食道造瘻チューブ)設置など
眼科外科
結膜腫瘤切除、マイボーム腺腫、マイボーム腺上皮腫、
霰粒腫、眼球摘出、瞬膜フラップ、結膜フラップ、
点状角膜切開術、眼瞼内反症、鼻涙管洗浄、角膜潰瘍、
眼瞼縫合、瞬膜腺(チェリーアイ)整復術
(purse-string法)、睫毛乱棲切除など
生殖器・不妊手術
去勢手術、潜在精巣(停留睾丸:鼠径部、腹腔内)、
避妊手術、帝王切開、堕胎、子宮内膜過形成、
子宮内膜炎、子宮蓄膿症、腺筋症など
マイナーサジェリー
臍ヘルニア、皮膚形成術、内側腸骨下リンパ節生検、
膝窩リンパ節郭清、顔面皺襞切除、
外鼻腔矯正術、鼡径ヘルニア、耳血腫、
唾液腺(舌下腺、下顎腺)切除など
胸腔鏡下、腹腔鏡下手術 において、
血管の処理や組織の剥離・切開を行うことができます。
内視鏡外科
軟性鏡:
鼻腔内腫瘤生検(リンパ腫、腺癌など)、
ポリネクトミーによる消化管内ポリープ切除、
食道内異物除去、胃内異物除去、消化管組織生検、
消化管バルーン拡張術、PEGチューブ設置など
硬性鏡:
胸腔鏡下心膜切除、
腹腔鏡下卵巣子宮摘出、肝生検、
腹腔鏡補助下膀胱結石摘出、
腹腔鏡補助下腹腔内潜在精巣摘出、
腹腔鏡下胆嚢摘出術、
腹腔鏡補助下腸管内異物摘出、
腹腔内リンパ節生検、
オトスコープ下異物除去、洗浄など
現時点での
対応できない手術
提携している各分野の信頼できる専門医をご紹介致します。
※紹介状作成料や紹介料などは頂きません。
例)
脳腫瘍摘出(脳幹部も含む)、下垂体腫瘍、
心室中隔欠損、
僧房弁閉鎖不全症などの開心術(人工心肺)、
心臓カテーテル(動脈管開存症、肺動脈狭窄症など)、
ペースメーカ設置、V-clamp、
コイル塞栓術(門脈体循環シャントなど)、
癒合不全の骨折など、
ステント術(前立腺癌など)
白内障、水晶体脱臼など
その他、輸血を必要とする手術
※ 右の副腎腫瘍摘出、肝臓腫瘍(右葉)、
乳び胸(胸腔鏡補助下)の手術に関しては、
外部の専門医を当院にお招きして執刀して頂きます。
使用する糸について
生体内に残るものは、基本的にはモノフィラメントを
使用しております。
安価な縒糸・絹糸(けんし;シルク)は一切使用しません。
※縫合糸反応肉芽腫の防止のため。
その他、横隔膜ヘルニア、会陰ヘルニアなどでは、
状況に応じ、ポリプロピレンを使用することもあります。
膀胱切開後の縫合には、吸収が早いバイオシンやカプロシンを使用します。
気管虚脱(PLLP法)では、ポリビニリデンフルオライドを使用します。
安価な弾機針は一切使用しておりません。
※弾機針は針付き糸と比べ組織への損傷が大きいため
皮膚の縫合は、ナイロン糸(針付)を
使用しております。